イギリスショックが起こってから、株式相場や為替相場が急落から回復基調となり、マーケットでは「急激な円高・日本株安は一時的」とする見方がありますが、私は何も解決が見えない今の状況で言い切るのは楽観が過ぎると思います。


 私たちは、「イギリスショック」の影響は長引き、中長期で日本株相場は停滞すると覚悟したほうがよいと思います。


 素直な反応として、英国の株価が戻る中で、英国不動産市場が一時2割超の下落となったことです。以前の日本の土地バブルのように、ロンドンの土地は輸入できないと不動産価格が急騰してきましたが、EU離脱でロンドン金融街シティーの位置づけがどうなるかが分からないということで利益確定を急ぐ動きは非常にシンプルな反応だと思います。


 イギリスのEU離脱を先導したジョンソン氏が英保守党党首選挙に不出馬を決めたのは驚きというよりも、この国はこの先どこに向かうのかと心配せざるを得ません。何も決められないイギリスは大国であるだけにユーロの今後にも影を落とします。


 迷ったら現金化と、消去法で資金は、米ドル、円、そして金(ゴールド)に当面向かうのだと思います。


 年内は、日本株相場は低迷することを前提にしたら、時間の経過で頭は重たくなり、日経平均株価でいえば、16000円の壁が15000円の壁となり、13000円から15000円の往来相場になるかもしれません。


 期待されている追加金融緩和、為替介入は一時的な効果はあったとしても、円安・株高へ転換する力は期待できません。「これも割安。あれも割安」となったときに投資できるために今できることを考えたほうがよいと思います。