最近、ブラジルレアル建て債券など新興国債券への投資にフォーカスした話題が多くなってきました。


「ブラジルって大丈夫?」って誰もが心配した今年2月のブラジル10年物国債利回りは15%台で為替は1ブラジルレアル=28円でした。それが現在、金利は12%割れまで低下し、為替は32円程度です。


当時よりも金利が3%程度金利低下し、債券価値が2割程度上昇し、為替が15%程度上昇しているわけですから、債券価値の上昇と為替の円安で半年で3割以上も上昇しているわけです。それでも、米10年国債に比べて利回りは10%程度高い水準にあり、為替水準は底値から15%上昇したとはいえ、以前は1ブラジルレアル=42円程度あったわけですから、ブラジルレアルの為替水準に割高さはありません。


 そういう意味では、足元で10%程度の金利を楽しみ、さらに円安・ブラジルレアル高を期待できると考える人で「株式」や「リート」を売って何を買おうと迷っている大きなリターンを期待する投資家にとっては格好の選択肢になると思いますし、個人的には、そういう人が今後も増えていくものと想定しています。


 人間、どうしても目立つものに目が向くのは自然な流れです。新興国債券投資の話題はこれからもっともっと増えていくと思います。


 しかし、新興国債券投資はそうは言っても値動きの大きな対象なので、全ての人にお勧めできる対象ではなく、躊躇する方も多いと思います。そういう方には、やはり王道の「ドル建て債券」を、1ドル=100円程度まで円高・ドル安になっているこの機会にお勧めします。


 「ドルは90円、もしくは80円の円高になる可能性あり」なんて声に振り回されてはいけません。あったって、いいじゃないですか。あったら、その時に、また円から米ドルに資産を移すもっといい機会が出来たと前向きに考えたらよいのです。


 「円資産だけで大丈夫なのか?」と悩む人は、円高のときこそ行動すべきで、円安の時に仕方なく投資する後悔はもうよしましょう。5年後、10年後に笑えるように行動を起こしましょう。