地元を知る人は地元では、あえてカーナビに頼らない人が多い。突っ込みどころ満載で、「その道は選ばないだろう」と納得の行かない指示にいらつくことが多いからである。


 自動車の自動運転の実用化がかなり現実的になってきた現在、最後まで残るのは、事故が発生した場合に誰の責任になるのか、乗っていた人間なのか、車のメーカーなのか、自動運転のソフトメーカーなのか。


 現在、運用の世界では、ロボット運用に期待する声が高まっている。いろいろな質問を投資家が答えていき、最終的に投資家の最適な資産配分を提案してくれる。


 営業マンは介在せず、自分では判断できない投資家がロボットの提示した内容で投資を行う。この場合、投資で損をした時の責任はすべて投資家の自己責任なのだろうか。自分では判断できないからロボット運用に頼ったのに、結果責任を全部負わされてしまうのに納得が行くのだろうか。


 2006年当時の運用業界では、どれもが高値警戒感がある投資対象に見えて躊躇する投資家に大流行したのがバランス型投信でした。その後は、金融危機を迎えて、「分散投資しているから資産は守られると聞いていたのに・・・」と大きく資産を減らした投資家からのブーイングはアベノミクス相場が活況になるまで続いた。


 投資の悩みを聞いて14年間になりますが、投資にはセカンドオピニオンがいたほうがいいと確信しています。投資は厄介なもので、投資する前はもちろん悩みますが、投資した後も金融商品には値動きがあるものですから、ベテランも初心者も同じように繰り返し悩みます。


 そのとき、周りに相談できる人がいれば、悩みながらも投資を続ける助けになります。

損を抱えては「もうだめだ」と投資を諦めて投資をぶつ切りにしてしまう人は投資で成果があがるわけがありません。


 にもかかわらず、その求められている助言者の立場から証券会社や運用会社は下りて、何を根拠にそういう結果になったのかを判断が出来ない初心者の投資家に向けて、ロボット運用を積極的に進めようとしている。

「今どうしたらいい?」とスマホに問いかけて、投資で成果が上げられるような時代が来るとは思えません。


 より投資家と対面での接触を増やす工夫が必要な時に、ロボット運用や、FXや株式信用取引のシステム売買の案内に血道を上げる証券会社や運用会社は消えるかも・・と思います。