これまで繰り返されてきた選挙は、「安倍政権には問題があるけど、民主党じゃあねえ?かと、いって共産党。共産党が政権を取るわけがないから共産党でいいか」、「他に見当たらないから自民党、公明党」、「どこに入れても変わらないから棄権・白票」と、結果、組織票で固められた自民党の大勝が続いてきました。

 

 今回は民進党のゴタゴタは、希望の党のドタバタがありましたが、結局は、安倍政権に嫌気を指した人は、希望の党があるし、右色が嫌な人は共産党以外に立憲民主党ができました。

 

 「安倍政権には活を入れたいけど、選挙で手段が見当たらない」。その受け皿の質はどうかは別として整ったのは大きな変化です。

今回の選挙のポイントは、「安倍政権に今後も任せるのか」です。

 

 同じような形でイギリス、メイ首相は選挙で大敗を喫しました。喫した後の株価は上昇しましたので、選挙後の日本の株価がどう動くかはムード次第としか言いようがありません。

 

個人的には相場の変動要因は、国内の選挙よりも、米国の金融政策を正常化に導いたリーダー、イエレンFRB議長が再任されるかです。彼女だったからこそ、正常化できたのだと思います。たとえ、前任者で評価が高いバーナンキ前FRB議長がそのまま引き継いでいたら、マーケットや政府関係者の圧力に負けて実現は難しかったと思います。

 

イエレン議長が再任されなかったとしても、それで大きな混乱が起こるかは次のなり手次第ではありますが、今後、再び、世界危機に直面した場合に、彼女の知識・経験・胆力がFRBにないのは懸念材料だと思います。