昨日2月5日、ニューヨークダウは1,175ドル急落。2月3日の665ドルの下落と合わせて2,000ドル近くの下げ幅となり、昨年12月以降の値上がり分をすべて飛ばす動きになりました。

 

 ニューヨークダウが2,000ドル近く暴落する一方で、暴落のきっかけになった米国10年国債利回りは2.85%まで金利上昇した後に2.7%程度まで低下しています。「株式が売られ、債券も売られ」ではなく、「株式が売られ、債券は買われ」と株式から債券への資金の流れになっている反応なので、パニックの中にも冷静さが見える展開だと思います。

 

 投資家としては、「中央銀行がお助けマンとなってマーケットを救って欲しい」という場面ではありますが、少しタイミングが悪すぎます。米国はイエレンFRB議長からパウエル議長に代わったばかり。「景気がいい」という前提で株価の上昇を容認していて、景気の基調の腰が折れたわけでもないのに株価が急落した事態を受けて、すぐさま金融緩和策への転換を臭わせるわけにもいきません。

 

 日銀も欧州中央銀行も当面はマーケットが落ち着くのを様子見るしかないのだと思います。現在、マーケットに参加している9割の投資家は、大きな値上がり益を期待してレバレッジをかける投機家だったと言われています。こうした投機家の投げによる上値の重い展開が続く中で割安になったものを拾っていく方針でよいと思います。

 

 ただし、「買っても買っても下がる」前提で辛抱強く底値を拾っていく覚悟が必要だと思います。