昨日から為替市場は乱高下を続けています。昨日前半は、これまでの流れを引き継いだ相場の流れで円の独歩安でした。1ユーロ=158円59銭、1ドル=121円77銭、1豪ドル=96円43銭、1英ポンド=241円48銭まで円安が進みました。その後、英ポンドに利益確定なのか、損失確定なのか、わかりませんが、怒濤の売りが入ったという話があり、英ポンドだけではなく、その他の通貨も円に対して弱くなりました。結果1ユーロ=156円70銭、1ドル=120円63銭、1豪ドル=94円44銭、1英ポンド=237円97銭まで急落しました。元々がピッチが早く円安が進行しましたので、この程度の急落場面はいつあってもおかしくないと考えていました。自分の中では、この動きを納得していました。
 しかしその後、見る見る再び円高から円安に転換し、1ユーロ=158円19銭、1ドル=121円65銭、1豪ドル=95円29銭、1英ポンド=240円33銭まで一気に戻しました。その時は、「やはり日銀が容易に金利引き上げが困難な状況ではキャリートレード取引の流れは変わらないから、円高が止まればまた円を売ってきて当然だよなあ」と、この動きにも納得しました。
 ところがその後、今度のG7会議で欧州から名指しで「円に対してユーロが高すぎる」と円安・ユーロ高を牽制する動きになると観測が広がったことで、ユーロが急落。連れて円はまたまた全面高。1ユーロ=156円45銭、1ドル=120円77銭、1豪ドル=94円16銭、1英ポンド=237円52銭。疲れますねえ、ここまで乱高下すると。
 日銀が今月金利を引き上げる政策を取っていたら円高に転換したかもしれないが、今回のごたごたで次回以降も金利引き上げに踏み切れる確証はなし。欧州も景気への配慮から、これまでのペースで金利引き上げを行うには困難になっている。であれば、直接ユーロが高すぎると口先介入をするしかない。ターゲットはみんなから不満を持たれている最弱通貨円。従って「これからは「円は安すぎる」というコメントされ、今回のような突然、円が急騰する機会が増えるだろう」と、この動きも納得。上がっても、下がっても、納得する相場。この相場で「全部勝とう」と戦うと疲れますねえ。