2005年11月に、ドイツに女性首相メルケル氏が就任し、フランスでは本日親日家で知られたシラク大統領からサルコジ氏に代わりました。10年続いたイギリスブレア首相も来週退陣を表明するとか。来年春にはロシアのプーチン大統領も任期切れ。今まさに、これからの欧州を占う仕切り直しに入っています。景気が低迷しているときは相身互いで、全体を通して国益を守ろうと譲るべきは譲る交渉ががあったように見えましたが、今は主張しないと馬鹿を見て、国民の理解が得られないと各国が思っているかのように、ギスギスした雰囲気を感じます。
 目先はドイツ・フランスが唱える「ヘッジファンド」に対する規制強化の行方。これ以上、ヘッジファンドを野放しにしていたら、金融・経済の急変が起こりかねないという危機感の台頭です。
 そして来年にかけては、一時棚上げして先送りしたユーロ憲法の採択が控えており、ユーロ加盟国のすりあわせでどのような合意がなされるのかが注目です。ユーロ全体の規律を重視するのか、それとも加盟国独自の政策余地を残すのか。
 政治的には不安定な時期に入っていきます。