私は「米国10年国債利回り5.0%以上、米ドル112円以上の円高水準」が昨年の外貨投資を行うタイミングとしての目標でした。実際、この2つを手に出来た時期もありました。そして今、金利水準はターゲットに入りました。
 株価軟調地合い、円高地合いに、気を揉まれている人も多いと思いますが、私は久々ににんまりしています。相場の行き過ぎのてっぺんまでしっかり確認してやろうと思っています。
ついこの間まで、「円が売れるものならどこまで売れるのか見てやれ」と思っていましたが、今は金利です。「金利がどこまで上昇するのか見てやれ」という気分です。
 ついに5年固定の個人向け国債は利率1.5%になりました。10年国債は2%目前。30年国債は大抵の人は興味ないかも知れませんが、2.44%です。金利らしくなってきましたねえ。一方で、銀行の3−4年の定期預金金利は0.5%以下。金利を扱う金融機関として、国債と預金金利がこんなに乖離していて、口に出すのが恥ずかしくないのでしょうか。
 銀行の預金金利は銀行が決めるもの。それはわかります。であれば、国債利回りと預金金利と、こんなに開きがある根拠を明確にしなければ、預金者は「ぼったくり」だと不信に思い、行員は「金利水準に疑問を持たないしろうと」というレッテルを貼られてしまうかもしれません。
 資源高によるインフレ懸念、加えて日本は円安放置による購買力低下の課題があるため、景気減速イコール金利引き下げという流れは当面困難だと思います。しかし、それだからと言って、青天井の金利上昇を許すほど、景気の体力はありません。本来あるべき金利水準を模索する旅に入りました。個人的には、「金利上昇していく」という始まりではなく「金利上昇してきた」という現在は過程にあり、水準としては既に妥当水準を越え始めたと考えています。
 ゼロ金利で我慢した預金者が、確定もので金利アップを狙うチャンスではないでしょうか。