沼地や用水路などにはカッパの絵がついた「危ない」の標識をよく見かけました。また夏の星空を眺めると、自然UFOの話になったり、宇宙人の話になったりします。夜の学校、怖いですねえ。小さい頃、肝試しをして肝を冷やした経験があります。カッパや宇宙人、幽霊の存在を信じる、信じないという段階はまだ人間誰しも冷静なのですが、信じるという集団の中に入ってしまうと、「何故あなたは信じないんだ。絶対ないという方が不自然じゃないか」と、不審に思う人を許せない雰囲気になります。こうなると、人間心理は大きく右に左にと、不安に大きく揺れることになります。
 つい最近まで、新興国の消費拡大でハイパーインフレになるという話はないわけじゃないけど現実的ではないと考えていたが大半だったと思います。しかし高級食材やブランドものの上昇ならまだしも、物価の優等生だった卵やマヨネーズまで上昇し、身近なトイレットペーパーまで値上がりしてくると、心穏やかではなくなってきます。
 昨日は英国が政策金利をまた0.25%引き上げ、6年ぶりの高水準である年5.75%にしました。ユーロは今回は見送りましたが、次回の金利引き上げを市場は織り込んでいます。日本でも8月の利上げが噂されています。これまでの利上げの多くのケースは景気が堅調であることを前提に行われていました。景気の腰を折らないことを前提に引き上げてきました。それが最近では、景気の配慮よりも、このまま低金利で放置しておくとインフレになる懸念があり、そのインフレ懸念を押さえるために引き上げるという大義名分に変わってきました。
 目に見えていなかったインフレが見えてきて、しかもインフレ懸念をみんなが意識したら、間違いなく世の中は混乱します。今見えているインフレは将来のインフレにはつながらないという証明をしないと混乱が収まらなくなります。混乱を収めるには、金余りを牽制するために金利を引き上げることが手っ取り早い方法です。そして相場は行き過ぎるものですから、景気が後退している局面にはいっても金利が上がっていくデフレになる恐れが出てきました。そうならないように願っていますが、そうなっても良いように準備が必要だと思います。インフレ懸念は長期投資を考える人にとって厄介な存在です。大きな損を抱え込まないように、集中投資や過大投資になっていないかを常に注意して、投資と付き合うことをお勧めします。