以前ですが、このブログであっさり首相を降りてしまった細川元首相と阿倍首相がタブって見える話を書きました。当時は、なんて無責任なお坊ちゃん、殿様首相だったのかと世間から非難の声があがったと記憶しています。おそらく昨日、阿倍さんが辞任を発表していたら、同じ世間の反応があったのではないでしょうか?「あれだけ言っておいて無責任だ」と。つまり阿倍首相にとっては「去るも地獄、残るも地獄」。しかし人の噂も75日、阿倍さんにとっては辞任する方が気分的には楽なのだと思います。「阿倍さんの顔で選挙が戦えるのか」。そんなことをまだ言っている、自民党政治家の危機感、緊張感のなさにはびっくりです。「顔を替えたぐらいで、自民党への不信が拭えると思っているのか」。パフォーマンスではなく、山積した課題を解決していく本気度、覚悟が見えてきません。
 阿倍さんに後はありません。今回の内閣は、「改革を推進するにはこの人しかいない」という、誰が見ても納得する顔ぶれでなければなりません。今回の組閣人事でまず本気度が試されます。
 阿倍さんの顔をすげ替えただけで「禊ぎ(みそぎ)、心機一転」と言い放つ常識のない、世間の常識を理解できない「新生自民党」であれば、おそらく間違いなく、今度こそ国民の信認を失うでしょう。それは今後の日本を実績のない民主党だけに頼らざるを得ない国民にとっても不幸な結果です。
 ここはどこの党という事ではなく、政治家として国政に危機感を持って当たっていただきたいと切に、切に願います。
 これまで好調に見えた景気も様子がおかしくなりかけているようです。今までは政策の停滞があっても景気好調で救われてきましたが、政治家が将来の日本の足しにもならない小さな権力闘争にうつつを抜かしているようでは日本の存在感、存在意義はどんどん小さくなり、ますます世界から取り残されることになりはしないかと心配になります。日本にそんな余裕があるのでしょうか?ここは阿倍さんを先頭に自民党に、怒りを持って期待します。次はないと危機感、緊張感を持って本気を見せてください。