昨日に続き本日も、日経平均は1万6000円を割り込んでスタートしました。2年半ぶりの安値です。アジア株式も、昨日は全面安。
 これは「景気はいいが、インフレ懸念はない」という金融当局者の従来からの見方に迷いが出始め、その迷いが市場参加者を動揺させているという側面があるようです。金融当局者は、数字が判断の裏付けです。「インフレ」と「景気減速」を示唆する経済指標が続き、市場参加者は今後どのように判断したらよいかと当局者の顔色をうかがっています。さながら、神のお告げを待つ人のように。
 昨日、専門家のコメントのひとつに「米国株式は下がるけど、日本株は米国株と連動せず、自立反発する」がありました。
これって「うちの子に限って」と思いこんでいる親と同じではないでしょうか。現在起こっている現象は、今後の不透明感から利益を確保したい、これ以上の損を回避したいという心理が背景にあって、リスクマネーの整理、縮小からくるものであり、対象は株や商品にも及んでいます。私には「日本株だけは別だと思いたい」というつぶやきに聞こえました。
 バブル景気を超えた現在は、大きな相場の転換期に差し掛かっているようです。最後の一花を咲かせるチャンスと考えるのか、それとも涙をのんで欲を押さえ守りの投資を考えるのか。スタンスを決め、今後を眺めていきたいと思います。