日経平均株価の予想PER(株価収益率)が17倍を割り込んだとか、東証リート指数が年初来安値だとか、新興三市場株式が年初来安値だとか、「割安な水準に入ってきたのに・・・」という声が、新聞の記事に踊ってくるようになってきました。
 株式のコメンテーターも最近は元気がなくなり、「取り敢えずは少し上がると思いますが・・・」と、毎日代わり映えのないコメント。
 私もしばらく個別銘柄のチェックをしていませんでしたが、今朝ちょっと調べただけでも「えっー、A銘柄がこんな株価まで下落していたんだ」と、少し前に考えた水準から意外な株価水準まで値下がりしていたことに気がつきました。逆に「この銘柄がここまで売られているということは、まだB銘柄の株価は高止まりしているということか」と、もう少し下げ相場は続きそうだなというのが私の感想です。
 相場の転換は割安で放置されているA銘柄が買われ始めたとき、もしくは高止まりしていたB銘柄が下落して割高の修正が入り始めたとき。
 以前であれば「押し目があれば買うぞ」という投資家がたくさんいましたが、今はそんな元気な声も聞かれなくなってきました。相場の性質が変わったのだと思います。これまでの「買って持っていればすぐ報われた相場」から、「買ってじっくり持たないと利益が出ない相場」に。しかし前者の相場は1割〜2割程度の値幅しか利益が取れませんが、後者は4割〜5割、時として倍になる値幅が期待できたりします。目先の株価の上下による割安・割高ではなく、業績の裏付けがあり、明らかに割安だろうという銘柄をじっくり選びましょう。どうせすぐに株価が上がるわけではないですから、慌てないで選んだらいかがでしょうか?