MLPの動きに安定感が出ていました。多くの方にとって、「MLPって何?」程度の非常にマイナーな米ドル建ての金融商品です。

MLPは「マスター・リミテッド・パートナーシップ」の略で、エネルギーインフラへの投資促進を目的として1980年代に米国に誕生したもので、総所得の90%以上を天然資源の探査・採掘・生成・運搬・備蓄等から得ているとMLPの要件を満たし、MLPの要件を満たすと原則として法人税が免除されます。

同じような仕組みにリート(不動産投信)があります。リートの場合は賃料収入などが配当の原資ですが、MLPは石油・ガスの精製、備蓄、輸送施設などの利用料が原資になります。

日本でMLPに投資信託を通じて投資できるようになった2013年6月からでしたが、この時はシェールガス・シェールオイル革命がブームとなり、MLPはかなり値上がりした後だったので投資するタイミングではないと私は考えました。

しかしその後、原油価格が110ドルから30ドル割れまで暴落し、MLPの価値は半値になりました。また、MLPの多くが財務力が劣る企業だったので、ハイ・イールド(低格付け)債の部類として投資家からずっと破綻が懸念される対象でした。

MLPの価値が半減したことにより、その分配金利回りは他の米ドル建て資産と比較して目立つ高利回り金融商品になったにもかかわらず、一向にMLPの価値が見直されず回復する気配がないため、割安な金融商品だと1年半ぐらい前から私は注目していました。最近になってやっと、MLPに安定感が出てきています。まだ、いろいろMLPを取り巻く環境には不透明な部分もあり、一本調子で順調な値上がりを期待できる対象とは言えませんが、今後、さらに米ドル建て金融資産の中で、株式・債券・リートに次ぐ有効な選択肢の一つとして関心を集めていく対象だと私は思います。

関心をお持ちの方は、このーホームページの中の「お勧めデータサイト一覧→MLP投資について」をご覧下さい。

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