「これってやっぱりもつわけ無いよな」という危ない話がはじけるのは景気の分岐点でよく起こります。今回のL&G(被害者5万人、被害総額1000億円)もそのひとつですが、昨年には豪華客船に会員を集め豪遊し、ついに破綻した「ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン」という舌をかみそうな名前の投資会社(被害者1600人、320億円)。昨年から未公開株式の詐欺もよく耳にするようになりました。

 1987年の豊田商事事件(被害者3万人、2000億円)。ITバブルがはじけた後の八葉グループ事件(被害者四万九千人、1550億円)など。

 景気に勢いがあるときには隠れて見えなかったことが、勢いが止まりかけてくると、詐欺集団の自転車操業が激しくなって、無理な勧誘活動が世間の目に留まり非難を受け事件が露呈する。そういう意味では今は明らかに景気の踊り場。ここからもう一段駆け上がるために必要なエネルギーを溜めている時期なのか、それとも世界同時株高を支えてきた材料を全て食べ尽くし、新たな成長機会が感じられるまでのお休みの時期に入るのでしょうか。

 

 「2008年北京五輪、2010年上海万博があるじゃないか」という声があります。世界同時株高、不動産同時高はどこまで先読みしているのでしょうか。この先起こることで我々が現在想定した以上の景気拡大した絵が見えて、びっくりして「買わなくちゃ」と思える時期が来るのでしょうか?株価は「将来にワクワク感」がなければ上がりません。

 これまで環境を犠牲にして景気拡大を続けてきましたが、こんなことがいつまで続けられるのでしょうか。どんなに安くても農薬まみれの野菜など口に出来ません。大量の廃棄処分はまさに自然の無駄遣いです。目先売ること、売れることを重視してきたことのつけは必ず回ってきます。

 

 ぎすぎすした事件、人間の気持ち・心が壊れている事件は、日本だけではなく世界中で起こっています。何か世の中全体に制度疲労が見えます。

 「一日に3回は笑いましょう」。ある方から聞いた言葉です。笑いには、?免疫力・自然治癒力が高まる、?ストレスが解消される、?脳を活性化させひらめきを与える、?人間関係が円滑になる、?気持ちをリラックスさせる、効用があるそうです。笑える愉快な話が浮かばない人は、最初は鏡の前で作り笑い。目を和ませ。口角を「にっ」と上げ。ウィンク何ぞしたりして。笑顔の形からはいると自然な笑いにつながっていくそうです。そんな笑顔を作る努力をしている自分が愛しくなってくるはずです。「笑う角には福来る」。せめて自分の回りから笑いの和を広げていければと思います。笑っても人生、うつむいても人生。

 

 ここで背伸びして「もっと儲けてやろう」「もう少し儲けたい」と焦るよりも、今後のために「何を改善すべきか」を立ち止まって少しのことからまず始めるといった、将来の準備を確実にすることが大事なように思います。結果を急いでも、ただ時間に流されてるだけで、問題の解決にはならず先に延ばしているだけ。今の国会のようです。

 

 騒音おばさんやごみ屋敷おじさんばかりが目立つ、何でこんなぎすぎすした世の中になってしまったのか。北京五輪や上海万博に他力本願で期待を寄せる前に、何かできることはないのでしょうかね?幸せそうではない、悪人面の人が多くなってきているように思います。「まず笑う」から私は始めますか。
 本日はL&Gでだまされた人が今も鬱々と将来を不安に思い、人目をはばかって自分を責めているのではと、しのびない気持ちになってしまいました。
 こうした詐欺事件は、個人の責任だけで済ませられない、社会の問題として考えなければならないことのように思えます。