昨日9月米国雇用統計の数字が発表され、これまで景気失速を前提に政策金利の追加利下げを期待して動いていた相場が一転、「米国景気は底堅い」という見方から年内は金利を据え置くかもという見方も出てきました。
 先月7日に8月米国雇用統計の発表では、2003年8月以来の4年ぶりの雇用者マイナスの数字を受けて、米国経済失速の連想から政策金利大幅引き下げを市場は期待し、実際18日に米国FRBは政策金利を0.5%引き下げました。
 9月7日以降株価、原油、金は上昇し、為替は再び円安に。ニューヨークダウは13113ドルから14066ドルに、日経平均株価は16027円から17065円に、米ドル113円12銭から116円96銭、ユーロ156円13銭から165円33銭、豪ドル93円12銭から104円96銭に戻りました。
 私が相場の妥当水準として参考にしている、日経平均株価17000円、米ドル117円、国内長期金利1.7%全てが現在の水準にどんぴしゃりで当てはまり、完全に妥当水準に戻りました。
個人的にはサブプライム関連の損失が評価損から実損として明らかになる前の段階で、この妥当水準を回復しているのを見ると戻りのピッチが速すぎるように感じていますので、投資モードは慎重です。
 いずれにしても現在、妥当水準に戻ったわけですから、この下げ局面で「下げたら投資しようと考えていたけど買えなかった人、買わなかった人」は過去を振り返ってそれで良かったのかを検証してみてください。そして、ここで区切りを付けて引きずらないことが大事です。そしてこれからの上昇局面ではどう対応するのかを、あらかじめ決めておきましょう。後で検証できるように。
 行き当たりばったりで判断していると相場に振り回されて疲れてしまいます。過去の経験が今後の知恵になるように、「あの時はどうしたか」、「今後はどうするか」を確認するクセをつけるといいと思います。こんなことを繰り返してやってきたつもりの私でも、その場になると過去の知恵を活かせません。難しいものですね。