G7の共同声明を目前に、ニューヨークでは原油がついに90ドルを突破する一方で、10月9日に史上最高値を更新して14280ドルをつけたニューヨークダウは13746ドルまで急落、為替はドル安円高が進行し、1米ドル=114円51銭、1ユーロ=163円77銭、1豪ドル=101円92銭、1NZドル=85円57銭と、9月末の水準にたった数日で逆戻りしました。
 以前もこのブログで書かせてもらいましたが、現在の相場環境は投資のモノサシを失ってしまっていて、糸が切れた凧が風にもてあそばれている状態だと認識しています。そのため、専門家の意見の多くは、後付けの結果で評論される内容がほとんどで目先の動向を占うのに参考になる意見はほとんどありません。為替の位置、株価の位置、金利の位置がちょっと変わっただけで、相場の見方が一気に強気に振れたり、一気に弱気に振れたり。
 あてにならないものをあてにするからストレスになります。ここは「わからなければやらない」、「自分が良いと思ったらやる」。8月以降サブプライム問題で相場は乱高下してきたわけですが、円安に戻ったとき、株価が戻ったときに、「やっぱり投資しておけば良かった」と後悔した人は、今をチャンスの機会と捉えた方がよいと私は思います。「何故迷ったときよりも割安に買える機会が巡ってきたのに迷っているのか」を自分の中に問いかける必要があると思います。
 「まだはもうなり」。「まだ下がる」と期待していたら上がってしまう。
 「もうはまだなり」。「もう良いだろう」と投資した途端に大きく下がってしまう。
 今の水準は「まだはもうなり」なのか、「もうはまだなり」なのか?そんな短期的なタイミングをズバリ当て、ものにできる人なんかいません。
 うちの嫁さんみたいに、悩んで悩んで買い物もせずに帰ってくる。「私は眺めるだけでも十分なの」という人であれば別ですが。そんなことに悩むよりも、とりあえず自分の思ったところで投資してみて、もっと下げる場面があったら「やっぱり下がったか」ともう一度再投資するかどうかを検討する。私が混迷期に心がけている投資スタンスです。「あのとき買っておけば・・」という後悔の気持ちは、将来の焦りを誘い、「なんであんな高いところで買ってしまったのか」と大きな後悔につながる可能性があります。つまり、そう自分を追い詰めないための「ガス抜き」買いの意味合いがあります。もちろんうちの嫁さんのように、「眺めるだけ」でも納得があれば良いと思います。実害はないわけですから。さあ、来週はどんな展開が待っているのでしょうか。