多くの人は、最近の投資環境を見て、「相場のピークは過ぎたかな」と感じているのだと思います。

最近のニュースで気になっているのは、「自動車が売れなくなっている」というものでした。

1990年にバブルが崩壊する前にも、不動産が高騰してマイホームの夢をあきらめ、不動産をあきらめたお金が高級自動車に向かって自動車がたくさん売れた時期がありました。

そして、景気好調の恩恵を受けていないという不満が高まるにつれて、自動車を買う余裕もなくなり、バブル崩壊が現実になりました。

 

中国景気の減速を受け、2018年の累計新車販売台数が1990年以来の前年割れになる可能性が出てきたというニュースがありました。中国だけではなく、インドなどその他のアジア諸国でも鈍化傾向にあるようです。

国内でも「新車の売れ行きが鈍ってきた」というディーラーさんの声を聞きました。

 

アベノミクス相場を振り返ると、結局は日本銀行がお金をジャブジャブと資金供給して、金利をマイナス金利まで無理矢理押さえ込み、雨の日も晴れの日もETFを買い続けて、強烈な円安と株価上昇をもたらしたことで景気の気を変えたことが今日の好況をもたらしました。これまで日銀は、景気の気が落ちてくるとサプライズを起してマーケットに活力を与えてきました。

しかし、その日銀にはもはや新たなサプライズをもたらす余力はありません。それはマーケット関係者、みなが気づいていることです。もはや、日銀の動向を常にウオッチする方はほとんどいないでしょう。つまり、相場の上昇要因として日銀に材料が見当たらなくなってしまったのです。

 

株価上昇・円安のエンジンの燃料だった日銀の力が弱まれば反動を覚悟しなければなりません。

勢い、ムードで買われるバブルはピークを越えたわけですから、高値をつかんだら大きな含み損を抱えることになります。高値をつかんだと思ったら撤退を早くしないといけません。

下がるときは、玉石混淆で最初はみんな一斉にあるべき価値を求めて値下がりしますが、このときは良いもの、割安なものも同じように値を下がる場面ですから、辛い場面ではありますが、投資を始める絶好のチャンスでもあります。

そういう意味では、2019年が大きく値を下げて底を這う相場であったとしら「ここは前向きに投資に取り組むチャンス」とじっくりと検討することをお勧めします。