「年金がいくらもらえるかなんて気にしたことがなかったけど、聞いてみて意外に少ないのにビックリ」とか、「悠々自適の第二の人生なんて、ムリムリ。いつまで元気で働いていられるだろうか」とか、将来の不安を口にする人が増えてきました。
 普通に働いている人、普通にこれまで働いてきた人が、将来に不安を抱えて過ごしている日本という国は、個人の自己責任だで片付けてしまうほど住みづらいところになってしまったのでしょうか。
 毎日のように報道される税金の無駄遣い。垂れ流し。そんな税金ならいっそ無駄を見直し、徴収額を減らし、その分馬鹿高いガソリン税を下げるとか酒税を下げるとか、食料品など日用必需品の消費税を免除するとか、国民の可処分所得をこれ以上少なくしないように配慮できないものでしょうか。このままではやけ酒も飲めなくなります。
 物価がひたひたと値上がりしています。贅沢品であれば我慢すればよいのですが、日用品や食料品は直接家計に響きます。たとえば物流業者の多くは個人や中小企業で、これまで仕事量を確保するために、身を削って利益を削って頑張ってきたようです。今回のガソリン高騰による一連の値上げは存続を考えさせる死活問題です。
 日本の景気回復は、海外の低賃金に負けないように、個人や中小零細企業の身を削る忍耐で支えられてきました。資源や食料価格の急騰で、値上げを表明したメーカーの人からは「ここまで来たら企業の自助努力の範囲を超えています」という声が上がっていました。個人の家計にこんなに負担をかけ、「個人消費に伸びが見えないのは何故だろう」と不思議がる人は同じ日本人なのでしょうか。それこそ不思議です。
 この先これ以上国民の一人一人に困窮感が広がっていけば、普通だったら「甘い儲け話」に乗らない人も魔が差して、大事な資金をだまし取られる人がもっと増えるのではないでしょうか。
 将来に焦り「一発で増やそう」とか、「ノウハウがなくても、少し小遣い稼ぎができるなら」とか、気持ちが揺れているときにつけ込み「甘い儲け話」が寄ってきます。まがい物をつかまないように。お互い注意しましょう。