米連邦準備理事会(FRB)は20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2019年中の利上げを見送り、9月末で資産縮小も停止すると方針を示しました。

正直、今回のFOMCの機会にマーケットインパクトがある話題が出てくるとは私は考えていなかったのでサプライズです。

「利上げの停止」「資産縮小の停止」は、いずれやってくれるだろうとマーケットがFRBに期待していたすべてであり、それを小出しにすることで、マーケットの上昇期待は維持されると多くの投資家は考えていたのではないでしょうか。それを、この3月にいっぺんに出してきた。個人的には、マーケットが上昇する買い材料は出尽くしたと思います。

「利上げはもちろん今後はしないよ。それから、みんなが気にしている資産縮小も9月を最後にするから必要以上に心配しないでね」とこの時期から明確にしておかないと、年の後半にマーケットの大波乱が来るかもしれないと憂うほど世界経済の先行きの見方に悲観が広がる可能性をFRBは見ているということでしょうか。

米国は「利上げの停止」「資産縮小の停止」でマーケットの心配をなだめる手段を持っていましたが、日本や欧州には、「用意がある」という口先だけで、これといった手段はありません。つまり、日本や欧州は嵐の前になんの手段もなく、ただ耐えるしかありません。

先日も、このブログで書きましたが、これまで買い材料を先食いして値を保っていたマーケットですが、いったん、「あるべき水準、妥当な水準」を探る展開になる中で、安全資産として米ドル資産が消去法で買われて独歩高になる可能性が高いという私の考えに変わりはありません。