欧州連合(EU)は10日に開いた臨時首脳会議で英国のEU離脱期限を10月末まで再延期することを決めました。
これで10月末までは一安心ということではなく、延期には5月上旬までに英国議会で離脱案と5月23日から開催される欧州議会選挙への参加する承認を得ることが条件です。
したがって、これからもこれまでと同様に、英国は5月上旬までEU離脱の問題で振り回される日々が続きます。

おそらく、英国は5月上旬でも決まらず、国内混乱の中でいやいや欧州議会選挙に突入し、欧州全体のイライラ感はさらに高まるような気がします。

さらに懸念されるのは、「おそらく、英国ならこう判断するだろう」という当たり前、マーケットの常識がこれまでメイ政権にはありましたが、そのメイ英首相が辞任したら、秩序あるEU離脱は看板からはずされて、英国ファーストを訴えた暴発で混沌の世界に入ってしまうことです。

10月末までの再延期はマーケットにとって好材料ではなく、欧州が無秩序に向かっている危険なシグナルだと私は思います。