宴の後。「あの時は調子良かったのに・・」と冷静になって淋しく思う。そんな事例が出始めてきました。中東など新興国のプラント事業は世界的な需要拡大を背景に注目され、関連企業の株価は一気に上昇しました。しかしここにきて、資材高、人手不足、人件費高騰などで、一転して業績の大幅下方修正となり、大幅減益、大幅赤字に転落する企業が続いています。
 これまで絶好調でうらやましがられた国内外の金融機関も、過去の利益をいっぺんに吹き飛ばす損失を計上し、存続を危ぶまれるところが出てきました。投資の成果は一時の成果ではなく、締めて結果を見なければ評価することはできません。
 不動産の賃貸経営でも、賃料収入を不労所得と当初喜んでいたけど、空室などの対策に追われ、頼りにしていた賃料も滞りがち、いざ売ろうと思って売りに出したら、購入価格の3分の1の金額にもならないという、話はよく聞くところです。
 これまで得た賃料収入分を考慮しても大幅赤字。「調子の良いときに、先の手を打っておけばこんなに大きな損にならなかっただろうに・・」と後悔する。
 しかし一方で、無理をせず堅実な経営に努めていたところは、安く叩き売られる物件を更に吟味して、資産価値の高い物件を仕入れることも可能です。
 勢いで流れに乗っていただけで消えていくところと、リーディングカンパニーの予備軍として成長し生き残るところとの分かれ目に入り、これからが本番ではないでしょうか。
 投資家としては、もちろん後者の立場で、投資を続けていきたいものです。
投資余力はありますか?
「相場が下がったらどうしよう?」とうろたえていませんか?
「新規投資のチャンスやって来い」と待ち構えていますか?
 
株価が下がってくると買えなくなり、株価が上がってくると買いたくなる。
下がっているとき、みんなが弱気になっているときに投資することは勇気が要りますよね。
投資しようと思っていたものが割安になった今、「あのとき買わなくて良かった」と安どする人、「あの時買ったと思って買おう」と前向きな人、「相場は上がったり下がったりするもの」と勉強できたことに納得する人。人それぞれです。