いよいよ11日に、注目されている米国FOMCによる政策金利の行方が決着します。0.25%なのか、0.5%の大幅引き下げになるのか、据え置きという見方はほとんどありませんが。
 もし0.5%引き下げてFFレートが4%になれば、10年米国国債利回りとほぼ横並びとなり、更なる大幅な金利引き下げ期待はなくなるので、株式等投機筋の上昇支援材料はひとつ出尽くしたことになると考えられます。
 これまで政策金利の引き下げに頼ってきた相場に、煮詰まり感が出て、先日のようなサブプライムローン借り手救済など具体的な政策がより期待されることになるでしょう。しかし、そんなに妙手が次々出るわけでもありません。市場のフラストレーションは今後もより一層高まることが予想されます。
 時間稼ぎのために0.25%の引き下げで下げ余地を残すか、逆に0.5%一気に下げて、「もう振る袖はないよ」とFRBが政府や市場に対して最後通牒を突きつけるか。
それぐらい、もう金利の下げ余地は米国にも余り残されていない状況にあります。
米国政府・FRBが目先の景気停滞懸念を払拭するためには、投機マネーが復活し原油や穀物価格が急騰する事態が起こっても仕方ない、インフレ懸念は受け止めると腹をくくるなら別ですが。
 株式相場や為替相場のいずれの水準も、上に行くのか、下に行くのか、中途半端な位置にあります。分からないときは休めということでしょうか。風の方向をみたいと思います。