「ファイナンシャルプランナーは儲かる仕事ではない」という話しをあちこちで聞くらしく、私のクライアントは「前川さん、やっていけてるのですか?」という人、そして言わないまでもそう心配してくれている人がどうもたくさんいるようです。
 「今はじっくりやるとき、慌てずやりましょう」、「今は割高だと私は思います。でももし買わないことがストレスになりそうなら少し買ってみますか?」、「今回の買いのタイミングは逃してしまいましたね。また次の波が来ますから、今は無理せず次の波に乗れるように準備しておきましょう」と、私の方から投資のタイミングを口にする時期は、年に2,3回もないのではないでしょうか?だから「それでやっていけてるのですか?何なら、もっとコンサル料を請求してもらって構いませんよ」と、暖かい声をかけていただける人もいます。
 私へのクレームの大半は「もっと積極的に、何をいつ買ったらよいのか」をこまめに提案してくれないかというものです。私のクライントに対する役割は「大らかに投資してもらうこと」です。もちろん利益を溜めて喜んでもらいたいのですが、投資で無理をし大きな損を出し投資の継続をあきらめたり、結果私との縁が切れたりすることを避けたいのです。
 私が金融マン時代にも、たくさんのお客さんにかわいがってもらいましたが、結果未だにおつきあいさせていただいている方がほとんどいません。私の不徳です。金融マン時代に上司から「できる営業マンはたとえ大きな損をさせてもお客はついてきてくれる」と聞かされていました。今では「本当かあ?」と思っていますが、現実金融マン時代のお客さんと関係が薄い私にとっては、今でもお客さんとのつきあい方に強い反省が残ります。
 そんな私が「武士は食わねど高楊枝」でいれるのも、「前川さんと出会えてよかった、ありがたい、これからも元気で頑張って欲しい」というクライアントからの感謝の気持ちを頂いているからです。
逆に私のところに相談に来られる方にも、面談料の高安にこだわる人、内容よりも出来上がりのコストを競わせようという意図が強い人、つまり私をいち業者としてでしか見ていない人がたまにいらっしゃいます。私のアドバイスの内容をモノサシにして、いろいろなところと比べられるのは好ましいことです。しかし内容ではなく、「いくらかかるのか」という仕上がりにしか関心がない人に出会うと非常に悲しくなります。私の提案は、「その人だったらどんな選択肢があって、その中でどんな優先順位が考えられるだろうか」と考えた末の、いわば作品です。その相談者がその内容をくみ取っていただいて、「もっともっと」を期待してくれれば、さらに作品に磨きをかけていきたいと意気に感じる作品です。「誰に相談しても内容は一緒。コストが安ければよい」という依頼人はかわいそうに思います。意気に感じて動くプロも同じ業者として切っていき、結果回りには信頼し相談できる人がいなくなるからです。長いつきあいを目指す私は、知り合いの受け売りの言葉ですが、私は「いただいた報酬の倍の働き」が出来るように頑張ります。あんまり多く頂くと、お返しするかも知れませんが。
 私は今のギスギスした、壊れた世の中だからこそ、感謝の言葉を口にする機会を意識して増やすべきだと思います。お医者さん、学校の先生、政治家さん、公務員、官僚、疲れた人。「豚もおだてりゃ木に登る」、木に登ってもらいましょう。
 私は石破防衛大臣の続投を支持します。「今の防衛省を国民に尊敬される省に変える改革ができるのはあなたしかいない」「あなたの真摯な気持ちは必ず山を動かす」と、最大の賛美を送りたいと思います。どんどん木に登ってください。
 民主党に聞きます。石破大臣が辞任したら、何かが変わるのですか?その次重責を担える防衛大臣にどんな人がいるのですか?漁船乗組員の親族関係者が訴える声が届いていないのですか?「石破大臣には防衛省の闇、真実を明らかにすることをまず期待します。辞任はその後。石破大臣が辞任したら闇に葬られてしまう」。ただ通り一遍の辞任を叫ぶ民主党。心配です。
 意気に燃えて頑張ろうとする人がくじけず、もっと頑張ってもらうためには、感謝の言葉のシャワーが一番きくと思います。