あの時に戻れたらと思うことがありますが、残念ながら過去に戻ることはできません。しかし過去と同じ状況を迎えることはありえます。先週の1週間で、株式の信用買い残高が4100億円も減少し、ITバブルがはじけ、投資家が離散し始めた2000年4月以来の減少幅となりました。日経平均が15000円を割り込めば、14000円、もしかしたら小泉自民党衆院大勝前の12000円程度まで調整があるかも知れません。
 投資家の多くは、割安に放置されている株はなくなり、企業の内容ではなく株価の値動きを見て短期の利益を追っていました。いい企業も、そうでない企業も株価が上昇すればみんなが注目しました。よくいう「玉石混淆」で買われていたわけです。しかし今は、いつ買うかよりも、いつ処分するかで頭が一杯で買い方は不在状態。現在逆に「玉石混淆」で売られ始めています。これまでの株価上昇の主役は「外人」と「機関投資家」。この2つの主体が撤退・撤収をする動きはまさに「玉」を「石」並の価値で取得するチャンスだと私は思います。
現在の株価はピーク近辺。買えば下がるのは当たり前。いくらまで下がるかなあと、下げを楽しむ余裕を持って、じっくり「玉」を選びながら、少しずつ拾うことができればと思います。もっと下がれと、不謹慎ですが、今願っています。