先程、『金融機関を頼り甲斐のある投資相談先にするには』というセミナーを終えて帰ってきました。時間は一杯一杯で質疑応答の時間が取れず残念な点がありますが、大体は伝えられたかと思っています。
 私は金融商品取引法により、投資家の投資目的が明確であれば、意に沿わない金融商品を押し付けられることはなく、丁寧な説明を聞く環境が用意されたので、金融機関の窓口をうまく利用して、できれば相談先を開拓しましょう・・・・と訴えたのですが、
 「前川さん、現実はもっとひどい状況です。相談相手として全く期待できない。あてにできません」と、金融機関の窓口に対して、ひどく失望している声もありました。
 残念ながら、現状はその方がおっしゃる状況に近いのかもしれません。しかし、一方で、「投資家の窓口として責任ある対応をしたい」、「頼られる存在でありたい」ともがいている金融機関担当者もあるはずです。現場を変えるのは投資家の声しかありません。
 投資家が頼り甲斐のある窓口を求めて行動し、「あそこの窓口は使える、あそこは使えない」と声を上げて、他の金融機関が模範として見に行くような金融機関の窓口を増やしていければいいですね。
 ブランドや看板で生き残ろうとする金融機関もあるでしょう。窓口の助言能力の高さで生き残ろうとする金融機関もあるでしょう。迅速で確かでコストの安さで生き残ろうとする金融機関もあるでしょう。逆に特徴のない金融機関や預金者・投資家の支持を失った金融機関の先行きはジリ貧になることは仕方のないことです。
 
 お客さんが怒っているうちは、まだ付き合いを迷っているということで、見込みが残っています。崖っぷちにあると思っているだけまだましです。預金者が考えていること、投資家が考えていること、「大体分かっている」と言えますか?相当金融機関は危機感を持って対応しなければならないほど、預金者・投資家の不信感は根深いですよ。