山口補選で民主党候補が早々当確を出す圧勝に終わり、結果だけ見れば、株高・円安に振れました。「山口補選で民主党が勝ち、政治の不安定が確定され外人買いは遠のく」と懸念する人もいるでしょう。「ここで総選挙になり、政治の空白を招けば、外人買いは遠のく」と懸念する人もいるでしょう。
 確かに目先で言えばそうでしょうが、少し長い目で見れば、現福田内閣になって、これまで政治が安定していた時期があったでしょうか?福田内閣の死に体の状況は、すでに政治の空白とは言えないでしょうか?
 逆に今回の山口補選の負けで、自民党の政権が続くのか、民主党に変わるのかはわかりませんが、解散総選挙を前提に、両党がそれぞれ、もしくは意識あるグループが、「ポスト福田内閣にどうしたいのか」の政治ビジョンを国民に示してもらいたいものです。もしそういう意味での山口補選の結果であれば、これは外人買いがどうというよりも、国民が望むものだと考えます。したがって、個人的には今回の山口補選の結果は前向きに捉えています。
 明日から米国のFOMCが開催されますが、これもひとつの区切りではないでしょうか?「もうこれ以上、政策金利の引き下げに頼った相場浮揚策では限界がある。政策金利引き下げの余地は残しておくべき。それよりも、住宅市況や信用収縮に対して具体的な方策を打つ段階にある」と、市場が次のステージに入ったのだと思います。
 相場の位置が変わり、含み損が減るにつれて、見方も冷静になってきます。「よく考えたら売り込まれ過ぎたよなあ」と、割安を物色する動きが出てくるのもこれからです。
 タイトルにもしましたが、「何で株高?何で円安?」と考えの修正が効かない人がいるうちはじり高となり、そして「だから株価の動きが堅調なんだ」と買われた理由が正当化されたとき、本当の相場の節目を迎えることになると思います。