今週は結果ドル高が進み、米ドルは105円70銭、ユーロは164円90銭、豪ドルは98円80銭まで円安が進みました。そして海外に移ってCMEの日経平均株価先物ではついに14300円台に乗せ、14225円で引けました。
 チャーチストの方々もそわそわ。「14040円を固めたら」とか「105円を抜けてきたら」とか、底入れ宣言をしたくてウズウズしている専門家も。
 3月17日のドル95円、11700円を見て、90円、11000円割れをいったん覚悟した人にとっては、目先の2,3円の円高や1000円程度の株価の下げなど、たいして気にならなくなってきたのではないでしょうか。最近では、株価の上値を押さえる要因として見られた国内企業の決算発表も特にサプライズで良い結果が続いたわけでもないのに下げ要因にはならず、むしろじり高を続けました。外人買いもボリュームはまだまだですが、地味な買い越しが続いています。弱気を吐いていた人に「あれれ?」を思わせることが目白押し。
 個人的には、割安に売り込まれている優良銘柄であれば、日経平均株価の水準で15000円割れは中長期投資で買い、14000円割れは斜めになっても買いと考えていましたから、安値覚えをしているので、現在の株価がいかにも高くなった印象を持つ人が多いと思いますが、現在でも2割程度のリターンを期待して投資できる割安な水準だと考えています。
 水準が切り上がるほど買いたい人が増えてくるので、これからしばらくは上がっては少し下げ、上がっては少し下げという、これまでの「じりじり上がって、ガクッと下げる」展開の逆になるのではないでしょうか。
 いったんドル高に転じた為替については、107円の円安が常態化すれば、久々の110円台乗せも。102円程度の円高まで覚悟すれば、米ドル投資を考えている人にとっては取り組みやすい環境だと思います。ただしドルが買われる材料は売り込まれすぎた反動でしかありませんから、深追いは禁物だと思います。
 日本人は円安、株高に相場が振れると、ついつい心が乱されてしまいますが、ここはより以上に平常心が大事なときです。割高をつかまず、大きな損を回避することを念頭に置き、2008年を良い年で終えるための良い仕込み場にしましょう。まだ株も為替も割安な水準だと思います。