洞爺湖サミットが閉幕。福田首相は自画自賛。内容は総花的で、「おそらくこの程度じゃない?」と開催前から想定されたものという評価です。元々期待されていなかったら「まずまず」ということでしょうか?世界から「日本の準備不足は甚だしい」と断罪されなくて良かったという安堵の気持ちを持つ関係者も多いのではないでしょうか?
 私は日本の株式相場も同様な印象を持っています。「すぐさま株価が上昇する材料はなし。元々無視された存在だったから、下げ方は他よりも緩い。消去法の買いに支えられ、他に比べれば投資環境の堅調さが目立つ」。
 ただ日本の個別企業をみると、新たに自分で作り上げるよりもM&Aで、食ってしまいたい、または提携して高い技術・品質のブランドとその先にあるマーケットをすぐさま手に入れたいという割安な企業がありますねえ。「もし、この会社が日本企業でなく、比較的自由に売買できる、提携できる欧米の企業だったら、引く手あまたの企業が。
 日本の浮世絵と同じように、「外人がすごい」と声を上げて買い漁るまで、その価値に自信が持てない。外人が権威付けした高い品物を、有り難がってもっと高値で日本人が買う。
 もし私に自由になるお金がたくさんあったら「ウキウキ」ですね。自分の持っている物件の価値に自信のない人がたくさんいて、「どんな値段がつきますか?どんな値段なら買ってもらえますか?」と向こうから持ち込まれてくる状態です。買うも買わないもこちら次第。値段もこちらの言い値を放ち、「売る気なったら声をかけてください」と伝えれば、いずれどうしても売らなければならない人が買いに応じてくれるでしょう。
 したがって、「すぐには上昇しない。上がっても長続きしない。だけど大きく下がることもない」対象に投資を考える場合は、常に買い余力を残した人が勝ちます。しかし、どんなに豊富な資金を持っている人でも、「下がったら買い」、「下がったら買い」を続けていくと買い余力が無くなってきます。もし、「どんなときも買い余力は残していたい」と思う人は「持っていればもっと上がるかも知れないけど、すでに割高になっているし、ここは取り敢えず売っておくか」と将来の上昇で後悔しても仕方ないと受け入れて、「相場が下がったら投資する資金作り」を優先する考え方が大事です。
 なかなか実行するのが難しいことですが「何故こんな割安な相場で手が出せないのか」とストレスを大きくためている人は、次回の上昇相場では試してみてはいかがでしょうか?