ついにFRBバーナンキ議長にも「即効性の打つ手なし。金融危機の回避に全力を挙げるのみ」と泣きを入れるぐらい、市場が動揺しています。こんなふうに、ムードで振れる相場になると、理屈は空しく、なるようになるのを待つ、時の解決に期待するしかありません。
 おそらく昨年の秋口にように、米国はもちろん、欧州、英国などの中央銀行が協調して、「資金繰りに不安がないように」、政策を矢継ぎ早につないでいくことになるのではないでしょうか?もしかしたら今回は、「ファニーメイ」や「フレディマック」の債券を保有する国内金融機関に配慮して、日本も加わるかも知れませんが。
 来週にかけて欧米金融機関の決算を控えているため、まだまだ不安定な時期は続きますが、個人的な考えでは、いったん大荒れした嵐は過ぎ去って次の嵐に準備する段階だと思います。日経平均株価の12700円、円ドルの104円。これは意識していいところだと思います。
 なにしろ、現金で持つ以外に安全資産の避難先が見当たりません。米ドルからユーロ、原油、金?非難した先での2次災害も考えられます。米ドル現金から米国国債?これも金利が低すぎて固定するのはリスクですね。
 日本株売却してどこにいく?日本の国債?2年0.75%、5年1.1%、10年1.54%。株価がここまで下がっていて、配当利回りが2%を優に超える優良株を売却して資金を移動する先でしょうか?
 現在外貨資産や株式資産などをお持ちの方で現在の状態が頭が混乱し不安で手が付かないというのであれば、自分の許容度を超えて投資している状態ですから、「もし107円になったら、14000円になったら、資産の一部を売却しよう」と今のうちに決めておいた方がよいと思います。逆に、現状を受け止めることができていて、ただし新規投資のタイミングには戸惑いがあるという人にとっては、「新規投資をしても良い、様子を見ても良い」とゆったりと相場を眺めて、1週間程度の相場を予測して、指し値買いをお勧めします。
 為替も株価も残念ながら、日本に主導権はありません。海外の相場がどう動くかで決まります。したがって、日本の市場での上下を気にとめて見ていても、余り意味がありません。
たとえば、トヨタ。「株価4600円は安いなあ。今の株価でも良いんだけど、4500円?4400円で買えないかなあ」と、ダメで元々の指し値をしておきましょう。そして、もうひとつ考えておいてください。「相場が安定したらトヨタの株価はいくらで落ち着くのかなあ」と。
「あー、やっぱり5200円になっちゃたかあ。あのときに迷わず4600円でも買っておけば良かったなあ」という結果があるかも知れません。
 「あーどうしよう」と案じてもしかたないことに一日を縛られるぐらいなら、「今投資したら、投資しなかったら」とか、「現在上がっているものを利益確定したお金は次はどこに向かうのか」に頭を巡らした方が前向きな気持ちでいられると思います。