円・米ドルの為替推移だけを見ていると、あまり動いていないようですが、最近の円高・米ドル高に進む勢いは早かった。円米ドルは高値110円台から昨日108円30銭まで円高進んだ後、現在は109円台で比較的落ち着いた動きでしたが、ユーロ円は高値169円90銭から161円40銭まで、豪ドル円は高値104円40銭から93円10銭まで、NZドル円は高値82円30銭から73円90銭まで、最後に英ポンド円は215円90銭高値から202円50銭まで円高が進みました。
 米ドルに対しても、ユーロ、英ポンドが弱含んでいます。短期間に約1割急落しました。
 本日の日経記事には、外国為替証拠金取引で高金利通貨に投資していた人たちの損失が膨らみ、強制的に買いポジションを手じまいされているケースも出ていると紹介がありましたが、昨日の円高が一気に進んだ場面は、まさにそれを感じさせる展開でした。
 原油、ゴールド、資源国通貨の「買い手が様子を見る中で手じまい売りで下げる」という急な流れに、投資家の目が慣れてきたので、狼狽売りは今後少なくなってくると思います。ただ、買いが報われない投資環境は確実に市場の投資熱を奪っていくため、いっそう目先の動きに振り回されない投資スタイルが必要です。「下手の考え、休むに似たり」、「下手な考え、休むに如かず」。余計なことを考えて悩むぐらいなら、本を読む時間にでもあてましょう。
 北京五輪での日本競泳選手の戦いぶりは参考になりますね。周りのハイペースに引き込まれて自分のペースを見失ったり、勝ちに走り自分のペースを乱したりすると力が発揮できないため、試合に臨む前、そして試合中も、周り状況・展開がどうであれ、自分の想定したペース配分を守ることに心がけているという話を聞きました。まさに、現在の投資環境とのつきあい方として、参考になりますね。投資に合わせるのではなく、自分にあった投資とのつきあい方を考える。実践できていらっしゃいますか?