先日、セミナーを聴きに行きました。渡された資料をパラパラ眺めると、「株×」、「債券×」、「投資信託×」、「デイ・トレード×」、「ヘッジファンド○」。そして、経済環境を「緩やかなインフレ」、「高いインフレ」、「デフレ」、「スタグフレーション」の4つに分けて金融商品の相性を示し、「ヘッジファンド」はすべての項目に○。私はこの資料を見た時点で、その先の話に興味が失せてしまいました。
 私は「他は駄目だけど、これだけは本物で確かだ」という話しを疑いますし、話すその人を疑います。「私はプロ中のプロです。全て安心して、お任せください。どのようなご要望にも、100%満足いく結果を約束します」という人を見ると、その場を一緒にしたくないほど、ひどい嫌悪感に襲われます。久々に不快に思う機会でした。しかし、せっかく時間を割いて参加しましたので、「何か得るものはないか」と清聴させていただきました。
 こうした相場が混迷期に入りますと、いろんな輩が登場してきます。いろんな自慢話や悲惨な話しが耳に入ることが多いと思います。その中で、一番私が参考にするのは、相場の辛酸を何度となく経験し、「あのときは同じようにつらい場面があったけど、当時こんな考えを持ち前向きに乗り越えてきた。今度はこんな感じでチャレンジしようと思う」という、投資と長くつき合ってきた人の苦労話です。
 ベテランであろうが、アマであろうが、価格の値動きは平等です。ベテランだから優遇されるわけでもないし、アマだから甘く見てもらえるわけでもありません。その同じ条件の中で、前向きで頑張れる人と心が折れてしまう人がいるわけです。
どうやって、この人は前向きに投資を続けてこられたのだろう?
常に勝ち続けている人なんているわけがありません。負けの経験から、「どうやって立ち直ってきたのか」という苦労話が必ずあるわけですが、なかなかこういう話は聞く機会がありません。本当かどうかわからない自慢話は氾濫していますが。
 みなさん。疑いましょうね。これから、「なんだかわからないけど、儲かりそう。良さそう」という話しが多くなりますよ。こういうときこそ、投資はSimple is Bestですよ。
「信じられないあなたに・・・」という話しは、思いっきり疑いましょう。