昨日は専門家と呼ばれる人は大変だったと思います。現在の限られた情報の中で、「リーマンショックの今後について」など聞かれても、読みきれている人などほとんどいないと思います。
「今後いろいろな面で深刻な影響が出てくる可能性があります」
「史上最大の金融危機が発生しました。予断を許しません」
「一番の処方箋は時間です」などなど
 嫁さん、うちの娘、そして間もなし、嫁さんの実家からと続けて、「お父さんの仕事、前川さんの仕事大丈夫??大変なことが起こっているようだけど」と心配して声をかけていただきました。
嫁さんから「お父さんだったら、どんな答えをするの?」と聞かれたので、「一番最後の答えが近いかなあ。時間が解決してくれるのを待つ。わからないことに振り回されないように、有用な情報と無駄な情報の区別をしていき、成り行きを冷静に見る。お父さんの仕事は何が有用で何が無用なのかを一緒に考えていくこと」と答えました。
 嫁さんは「そんな、為になるのか、為にならないのかわからない話をするから、お父さんの話はつまらないって言われるのよ」と注意を受けました。
「おい、おい、つまらないと面と向かって言われているのはあなただけなんですけど・・」と思いながらも飲み込みました。
 実際このリーマンショックは機関投資家とされるプロに対する影響が大きく、それがどんな風に相場や、ましてや事情の異なる個人にどんな影響が出てくるのかは未知数です。加えて、市場の関心事が「保険会社大手AIGグループの今後」に移ってしまっては、「こうなったら、こうなるかもしれない、あーなるかもしれない。そしてこんなところに飛び火しちゃったりして・・・」なんて、途中でどう転ぶかもしれないことまで、現在の段階で心配することに、どれだけの意味があるのかと私は思ってしまいます。
 必要で知りたい情報は自分で取りにいく。たとえば、AIGグループで日本で保険業務を行っているところには「詳しく今後について聞きたい」と問い合わせが殺到していると聞きました。こうなれば、当然会社は個別対応でなく、早く保険者に対して納得いく説明をし、混乱を収める対策を先手先手で打っていくことになるはずです。「これって大事なことだ」と感じた情報があれば、出所がはっきりしないところの情報に頼らず、当事者、もしくは当事者に近いところに問い合わせすべきです。「おもしろ、おかしく、興味本位で伝わってくるけど出所の怪しい情報」が今後も多くなりますが、それは切っていきましょう。
 そういう意味では、良くも悪くも、新聞の情報は、本音は聞けませんが、出所のはっきりした、いろいろな見方が取り上げられます。一秒、一分を争わなくても、新聞の情報から必要な情報を選っていく作業が、頭を整理するのに役立つと思います。
 ところで、リーマンショックで余り目立たなくなってしまいましたが、農林水産省は事故米流通先の発表を突然行いました。もう少し配慮はできなかったものでしょうかねえ。流通先ご本人たちが言われるように「事故米として認識せずに購入した被害者」です。その先には大事なお得意さんがいるわけです。もっと早く、当人たちと連絡を取り合い、「お得意さんに連絡しお詫びする時間も必要だろう」と考える余地がなかったのでしょうか?「自己保身が先」と言われても仕方ありません。