駐車違反の罰則強化により、違反者が減り、町の風景が少しすっきりしたように思います。私の友人で走っていて、角を曲がったら駐車中の車にぶつかり、けがをしたものがいましたが、そういう人も少なくなったのではないでしょうか。(嘘っぽい話ですが結構いるそうです)
 町中では駐車場が満車になることが増え、駐車場の空き待ちをする風景も珍しくありません。駐車代を値上げするところが出始めたようです。確かにニーズが高くなれば価格を上げるのは道理ですが、付加価値が伴わない値上げは消費者の不満になるだけです。駐車場が混み、さらに駐車代が高くなれば、車以外の交通機関を使う人が増えるでしょう。むしろ他が上げる中で値段を据え置く、もしくは下げて、「他よりも安い」というイメージを確立して固定客をつかんだ方が、長い目で見て得策なのかも知れません。
 車メーカーも実情をただ見ているだけよいのでしょうか。「駅前で駐車スペースが確保できない」、「運送業者の方が商売替えを考えなければならないほど、高いコスト負担になっている」など、ドライバーの不満は高まっています。
 「車は贅沢品。もし使う必要が有ればレンタカーを利用する方が効率的だ。」。こうしてマイカー族は減っていきます。一度車を手放すと、再度マイカー族に戻るには「車を持つことの付加価値」が必要です。少子高齢化、若年層ドライバーの免許取得件数の減少傾向は、さらにこの傾向に拍車をかけるでしょう。
 駐車違反の罰則強化の今後の影響について、ドライバー当事者だけではなく、車関係者、政府も、自動車業界の元気がある内に、付加価値をつける方向で知恵を絞らないと、今以上の発展には無理があると思います。「売りっぱなし」で後は知らないでは、ペットの悲劇と同じです。飼い切れなくて捨てられるペットみたいに、放置自動車が路上に並ぶことになるのではないでしょうか。