本日は積み立て投資、ドルコスト平均法について、取材を受けました。私は、こういう「今は割安な水準にあると思うけど底であるかはわからない」という中長期の投資で臨んでいる人も躊躇している相場には、「ドルコスト平均法」や「積み立て投資」は有効な方法だと考えています。
 投資は割安なときに投資したほうが良いに決まっていますが、今が底近辺であるかは後で振り返ってわかるもの。そのため、「今が割安だ」と思っていて、「投資しないで相場が良くなるときっと後悔する」という投資家は、タイミングを考えるよりも、始めることが大事になります。そのための方法論のひとつが積み立て投資、ドルコスト平均法です。
 思い出しますねえ。私のクライアントで、「この相場はおかしい。こんなに割安な状態が長く続くわけがない」と下落局面でのナンピン買いで大きな評価損を抱えた人がいました。この人は腹をくくりました。こうなったら、玉を打ち続けられる限り相場に参加し、「絶対、底値を買ってやる」と決めました。通常のナンピン買いの単位が100であれば、1か2に絞込み、下値に指値を這わせて、毎日、毎日参加しました。その人にとっては、「底値を買う」ことが投資目的になったのです。
 それからは「もっと下がれ。もっと下がれ」、「ここは底値か?まだあるか?」。気合の入った毎日を過ごしていました。
 そしてついに「底値を買い付けていた」ことを後ほど確認すると、その後は「底値を買い付けた自分」をほめ、その後の上昇相場にもスムーズに参加することができました。
「あそこを買ったのは俺だ」。これが、その後の彼をささえる背景になったわけです。
本日、ドルコスト平均法の話をしていて、懐かしく思い出された出来事です。