米国金融安定化策の目玉は官民投資ファンド。不良資産買取の官民合同基金です。ガイトナー新財務長官の手腕が期待され、発表された、この金融安定化策に対し、解決に向けて踏み込み不足と市場関係者の多くは失望しました。
 来週からは、年末の破綻をなんとか回避できたGM・クライスラーの再建計画の中身が大詰めを迎えていきます。そしてGM・クライスラーだけの話ではなく、国内外の多くの企業が無事に3月末を越えられるのかというピリピリとした緊張状態が当面高まっていきます。
 そんな、こんなも、市場の期待も知った上で、ガイトナー財務長官は官民投資ファンドを目玉にしたのだと思います。そこには、いろいろ考えた上での仕組み、知恵、そして勝算があるのではないでしょうか?
 「あー、ダメダメ」、「期待はずれ」という反応ではなく、「それってどういうこと?もっとわかりやすく考えを聞かせて欲しい」という受け止め方が必要なのではないでしょうか。
おそらく、あれだけ期待された上で出てきた提案です。あっさり全否定されるような内容だとは思えないのですが。
 「言ってみただけ〜」という国内の政策のように、「実行段階に入ったかと思うと先送り」にならないことを期待します。
 こう閉塞感が漂うと一気に霧を晴らそうと焦り、一発逆転の大技はないかと頭をいっぱいするだけで、ただ疲れてしまいがち。そんなうまい話があるわけないですよねえ。
 今できることをひとつ、ひとつ積み上げていく、まず一歩の前進に踏み出す勇気が必要だと私は思います。
「今できることにどんなことがあるのか」「今だからできることにどんなことがあるのか」
「うーん?」と考えてみると、少し前向きな気持ちになってきませんか。