内閣府は2008年10−12月期国内GDP第一次速報を、実質GDP前期比−3.3%、年率換算−12.7%と発表しました。確かに大きなマイナス数字にはなりましたが。リーマンショック後の悲惨な状態を見てきた多くの人にとって、その数字に違和感はないと思います。
 むしろこの数字を見て「予想外に大きなマイナス数字だった。やはり対策を打たなければならない緊急事態だ」と、今更の感想を述べる人は何を見てきたのかと不思議に思います。
 しかし、その数字よりもビックリしたのは、世界にも発信された、G7会議の閉幕後に行われた日本側記者会見での中川財務省の酩酊疑惑がある様相。
「酒ではない、風邪薬が効きすぎたため」と弁解したとか、していないとか。
 100年に一度の金融危機、経済恐慌の一歩手前と言われ、「何か好転の兆しを探れないか」と緊張感を持って臨んだG7の会議だったはず。事情がどうであれ、この様子を見れば、日本の緊張感、危機感の無さに、国内は勿論、海外も笑っちゃうほど呆れる状態をさらに通り越して、もう一度怒りを覚える。これを日本人が笑って許せば、日本人自体の見識・存在さえも疑われてしまう大失態です。
 これでもし、「風邪薬のせいではなく、酒を飲み過ぎていました」ということになれば、政治家としての資質を疑います。G7で居酒屋トークではなく、居酒屋にしてしまったわけですから。
中川財務相に非がないのであれば、ただ無視して流すのではなく、潔白を晴らすため国内外に丁寧な説明を行い、仕事ぶりで国民に応えるしかありません。同じ日本人として恥ずかしい。骨のある政治家として期待していた人であったので、余計がっかりしています。