経営再建中のAIG支援策が発表され、その反応としてニューヨーク株価指数は11年4ヶ月ぶりの安値、一時7000ドルを割り込みました。
 「現在は買い手を見つけることが困難だけど将来売れるだろう資産」は一時的にFRBが所有者になる。これまでの融資の形から出資の形に変えAIGグループを実質的に解体していく方向性を示しました。市場の反応は、前回の米シティ支援策の時と同様に、「株価の大幅下げ」という厳しい反応でしたが、これまた私の感想は「これって悪材料なの?」というものです。
少なくても解決に向けての一歩であることは間違いなく、私が評価したい点は不安のど真ん中の解決、つまりシティグループ等金融機関、AIG、そしてビッグスリー問題に取り組んでいる(取り組まざるをえないという事情もありますが)ところです。この問題にメドが立たなければ、前向きなムードの広がりは出てきません。
 日本のように、大事なことも面倒になると先送りして答えを出さずにいる対応と比べれば、米国の問題解決に向けての対応は頼もしく感じます。次は、いよいよビッグスリーの正念場。存続か破綻か。米国民の世論も大きく分かれている様子。どんな対応になるか、注目です。
 この2回の支援策の内容が十分でなかったから株価が大きく下げたのではなく、株価が大きく下げたから悪材料になってしまったのではないでしょうか。私の素朴な感想です。この2回の支援策の内容は、やはり「悪材料」だったのでしょうか。私の素朴な疑問です。
 どんな内容だったら、評価されたのでしょうか。そんな内容を吟味できる人がどれほど世の中にいるのでしょうか。「株価が下がったから、内容が十分ではなかったんだろう」というムードになったのではないでしょうか。しばらくは、そのときどきの受け取られ方で価格が上下する相場が続くと思われます。「上、下、どっちに振れてもおかしくない相場」と考えないと疲れる相場です。