カルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)が米大手銀行バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)を相手取り証券集団訴訟を起こしたと昨日の日経夕刊記事にありました。
バンカメは株主に米証券大手メリルリンチの資産内容などについて十分に説明しないままメリルを買収。買収後にバンカメの株価が下落して損害を被ったのが理由だとか。
 バンカメの株価が上昇していれば問題なかった話しだったかも知れない。カルパースはバンカメがメリルリンチを買収することを知った時点から強く説明を求めていたのだろうか。株価が下がったことを理由に、後付けで訴えられ、しかもそれがまかり通るのなら、先が見えない投資環境でM&Aなど仕掛けるところは少なくなるだろう。少し気の毒なように感じました。
 リーマンブラザーズのアジア・太平洋事業を買収し、さらに欧州・中東の一部まで買収した野村證券経営陣はもっと深刻。カルパースの集団提訴を他人事ではないと心中穏やかではないと察します。
「余計なことを言うな」という声が聞こえてきそうですが・・・。