米銀行19行のストレステストの発表を受けて、直後に市場が開始された東京市場ですが、しっかりとした相場状況でした。個人的には、東京市場でついている価格は世界のモノサシからはずれていて、結局は欧米市場が明けてからの展開がどうなるかがポイントと見ておりましたが、この意外としたしっかり状態を意外に感じています。利益確定が優勢になると考えていたからです。
これは根拠のある話ではないので適当に聞いていただきたいのですが、臆病な投資行動をこれまで取ってきた国内機関投資家が、さすがにこの円安・株高基調を見て、投資マネーがしみ出し始めたのではないかと想像を膨らませています。もし本当にそうした臆病だった投資マネーがすこしずつ還流しだしたとすれば下値が固くなり、案外この円安・株高は長続きするかも知れませんね。
 私が想定していた円安・株価水準にはほぼ到達しました。ここからは本当にムード次第だと思います。
円高局面で心配した私のクライアントから「為替がこんなに円高になって、金利もこんなに低くなったら、外貨投資をする意味はないのではありませんか」と何度か質問を受けたことがあります。これまで為替が大きく上下する値動きを何度か経験されてきた人で、決して投資経験が少ない人ではありません。
そこで「為替が円高になっているのは、むしろ金利が低くなってきたからだと私は考えています。逆に金利が低くなった今、円高になった水準の為替を押さえて、金利が高くなったら外債投資を行うチャンスではないでしょうか。ただし、円高を不安に思う気持ちは外貨投資の割合を多くしすぎたという証しかも知れません。次回、円安に戻る場面では、一部外貨から円に換えた方がよいかもしれませんね」とお答えしていました。
当時1豪ドル=60円程度の時に私は、豪ドルの戻りの水準について「現在60円程度ですが、この間つけた55円の水準が売られすぎの水準であり、その反動で、気がついてみたら80円手前、75円程度までの回復はいつあっておかしくないと私は考えているのですが・・」と申し上げました。もちろん、「60円の豪ドル水準は投資すべき」と自分の考えを押し付けることはしていませんが。
その75円の水準に豪ドルも戻ってきました。本日の欧米市場、そして来週の相場はどう動いていくのでしょうか。楽しみですねえ。