iPS細胞の実用化進展で老後の不安がますます深刻になるのかな??

 老化するのが運命であり、たるんだものを引っ張るとか延ばすとかして若作りに一生懸命になり、肌の潤いを補うために有効だとサプリやケア商品のコマーシャル競争が毎日展開されています。

 しかし、iPS細胞により、細胞の時間を生まれた頃に戻す「初期化」が身近なものとして実用化されると、まさに肌はピチピチ、髪の毛はフサフサ、見た目だけではなく、臓物も血管も、脳も若者になることが可能になるということですね。

 私は不謹慎にも、そんな時代が来たらと真っ先に考えたのは・・・・、「いくらあったら、老後の生活はやっていけるのだろうか」という不安はますます深刻になってしまうなあということでした。

 生活は収入以上に支出が多い生活が続けば、いずれは、どんな人でも資産を食いつぶした後を心配する状態に陥ります。

 「平均年齢まで生きられるとしたら・・・」「90歳まで生きられるとしたら・・・・」と生きたいとする目標のために、必要なお金を確保していくのなら、前向きなライフプランを立てることができます。
 しかし、「もし●●才まで生きるような事態になったら、いくら必要なのだろう。収入を増やす手段を持たない私にとっては、長生きはリスク」と多くの人が不安に思ってしまう時代がこないことを願います。

 生かされているのではなく、健康で働こうと考えれば働ける立ち位置にいることがこれからもっと大事になるのだと思います。そのためには、雇用の創出は何にもまして優先して取り組む必要がある課題です。