私が肝心だと思ったこと!!

今日本日の日経新聞で FPおすすめの300万円「低コスト分散投資」ポートフォリオというコラムがあり、ここで私の提案プランも紹介されています。
内容は投資資金300万円で、10年間、5%の運用利回りを目指し、できるだけコストのかからないポートフォリオを提案するという課題でした。
つくづく自分は頑固だなと思ったのは、この低コストという課題でした。以前も書きましたが、低コストだから良い成果が期待できるわけではなく、高コストでもそれに見合ったリターンがあればOKだと私は考えています。また、10年間持つということであれば、現在の株価水準はこの2年間のうちにおそらく大きく下げる場面があると私は想定しているので、自分は高い水準では株式を売却して利益を得ることができると自信がある人以外は、ここから株式投資を始めることを私は勧めていません。むしろ株価が急落したときに、株式投資を始められるように、株価が大きく下がる場面でも、投資した元本の傷みが少ない、外債を中心にしたポートフォリオを提案しています。そして株価急落を楽しみにして備えるのです。
結果私の提案は、ダントツに高いコストで、すべて外貨資産で、しかも株式一切なしという、他の人の提案とは異質なものになりました。
日経の記者さんは、この内容を見て当惑してました。この人は取材の主旨を理解していないのではと。私は答えました。「株式は敢えて入れていません。円資産を入れていないのは、この投資資金300万円以外のところで預金等の円資産を持っている前提で、投資資金に円資産を組み込む必要はないと考えました」と。やっぱり頑固でしょうか。