「暴れん坊将軍」のように、最後は駆けつけて悪を懲らしめるストーリー。今まさに悪城代の指示でキッと城代をにらんでいる善人が斬られてしまうかの場面。
「おい、どうしたんだ?将軍はまだかあ?」と舞台に緊張感が走る。
「あれれっ??将軍が遅れているようだぞ。将軍しっかりしろよ」と客席からほほえましく、茶化す声が起こる・・・
ところが、待てどまだ来ない。
舞台上ではヒヤヒヤ、さすがに観客もイライラ。
「シャレになんないぞー。せっかくの芝居が台無しだぞー。将軍は何してんだあ??」とブーイングが起こり出す。観客の中にはまだ、「アクシデントでもあったんだろうよ。騒がず、もう少し、落ち着いて見ていようよ」と冷静な人もいる。
今の相場はそんな感じではないでしょうか?「なぜ、下げているんだ?下げるんだ?」という答えを求めて、何らかの答えを聞いたとしても、それが相場の反転材料にはなりません。
ここでは「買う」「売る」「様子を見る」のいずれのスタンスを現在取るのかを自分の中で確認をし、今後の対応を決め、時間の経過を待つしかないと思います。対応も定めず、目先の相場動向に気持ちをいちいち振り回されていては気が休まらず良いことはありません。
また中島みゆきの時代の歌詞が懐かしく思われます。
そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ
あんな時代もあったねときっと笑って話せるわ
だから今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう