「そろそろ下がると思ったのに・・・」、「誰がここから買うのかと思っていたのに・・」とか、売ってはみたものの、なかなか株安や円高にならない状態が続いています。
しかし目をこらしてみると、「だいぶ、上がってきたなあ」と見ていたものが、それ以前に大分下がっていたことを考えれば、現在の位置はさほど高くはなく、「もう10%程度の戻りはあっておかしくないかも」と思えたりしてきます。
すると、余り下がらない状態に、考えたほどの割安な状態では買えないとあきらめて、「少しだけ、この水準で買ってみようか」という参加者が増えてきます。すると、ますますジリッと上がり始め、これまで売りを継続して儲けていた人たちも、「ここでは少し買い戻して利益を固めよう」と売っていた人の買いが入り出します。これは「売り」を止めただけではなく「買い」に入るわけですから、二倍の買いの威力になります。
そして、ついに「買った途端に儲かっちゃった」というリスクを取った人の歓喜の声が上がり出すと相場の話しは盛り上がってきますね。そこまでの動きが、今後出てくるかどうか・・・。
私はユーロ安の修正期待が株高を支え、為替は円高に大きく振れることはないと思いますが、円安にはなりにくい状況が当面続き、その先で株価先高感が強まるにつれて、円安期待が遅れてくる展開を想定しています。現在の為替水準はどれも、円に対して割安だと私は思います。
これまでリスクを取り、目をつぶって株式投資や外貨投資を行ってきた人たちにとっては、楽しみな時期がしばらく続きそうですね。今後成果を形にしていきましょう。