投資のプロの弱気が続く!!

 土曜日に東伏見にあるダイドードリンコアイスアリーナ(東伏見アイスアリーナ)のスケートリンクに行ってきました。竣工当時(1984年)に一回訪ねた以来ですから、25,6年振りでしょうか?

東伏見は今や早稲田の町。早稲田大学東伏見キャンパスがあり、今年は本当に盛り上がっていますね。野球、ラクビーは大学日本一。やはり、ひとつ盛り上がるものができると、それに負けじと回りにも自然とパワーが伝播し、もうひとつの盛り上がりにつながっていく相乗効果が出てきやすくなるんでしょうね。
 ここ最近、投資環境も好転の兆しがあり、少しはムードが盛り上がってきたように私は思っていたのですが、先日の記者さんの話では「今後の見通しで、やっと明るい話しを聞くことができました」と言われました。「プロの見方では、まだまだ慎重に見ている人」が多いようです。
 個人的には「職業プロの投資家が今後をどう見ているのか」という話しにはあまり興味はありません。職業プロは全体の見通しが定まった後でないと動かない、動けないのが普通だと思うからです。
他が動かないのに動いて失敗すれば「プロ」としてバッテン評価です。他が動いて、自分の判断で動かないで出遅れれば、これもバッテン評価です。つまり、いち早く流れに付き、二番手をめざすのが常道です。したがって、今みたいな定まりのない時期に大きく動く気配が見えないのは至極当然だと思います。
 我々、個人投資家はプロが弱気で動けないうちが、割安なものに先行投資を行うチャンスです。彼らが出てきたら、一気に割安なものがなくなっていきます。
個人向け社債のブームを思い出して下さいね。機関投資家が買えない時期こそ、個人向けに条件の良い社債が発行されます。
当時、「機関投資家に売れないから、個人向けに発行しているんだ。そんな割高なものをよく個人は買うよ」とうそぶいていた機関投資家の皆さんは今何をしているのでしょうか?
個人が興味もないゼロ金利状態の社債を買いあさっています。
「3、4年資金が拘束されて、0.4%程度の社債なんて買う意味はないでしょう。そこまで割高な水準になった社債には魅力なし」なんて個人が見送った水準以上の割高な社債をプロは運用に困って買っています。
 「投資のプロが弱気」という情報を聞いて、自分はどう思うかを考えてみると面白いかも知れません。