覚悟がないなら、みっともない介入の評価になる!!

 本日は1日セミナーに従事していて、政府の為替介入の事実を知ったのは先ほどでした。

75円32銭の史上最高値を更新した後の為替介入で79円55銭まで円安に振れ、現在時間では再び78円がらみまで押し戻されてきました。
 どういうつもりで、どういう覚悟で為替介入を行ったのかはよくわかりませんが、こんな気の抜けた時期に為替介入を行ったわけですから、明日以降も、徹底した介入で強い意志を示さないと、非常にみっともない介入だったと評価を受けることになるのではないかと懸念します。
 もし本日行うのであれば、もっと前に断固たる介入をするべきであり、遅い決断だと思います。
 何故今?その答えが米国の金融緩和の宣言が行われた後では為替介入を行うインパクトはなくなり、何も出来なかった無能な政府と非難されてしまう。そうならないうちに、何かしておかなければ・・・・
そういうお印を残すための介入だと市場から切って捨てられたら、今後の為替政策に大打撃となるでしょう。したがって、踏み切った以上は「こいつ、本気かよ」と市場があきれるほどの断固とした覚悟を持って介入に当たるしかないのではないでしょうか?
 なーんちゃって介入を行う、やった振りだけのアピールで自己満足する政府・・・、そうでないことを望みますし、明日以降の断固たる対応を本気でやってもらいたい。踏み切った以上は。