メディアが騒ぐほど、投資に殺到する人が多いのかなあ??

 昨日の大雪情報はスカでしたね。その分、ソロモン諸島で発生した地震による津波情報に力が入っていましたが・・・

 最近の新聞報道でも、多くの投資家が投資に参加してきて投資信託がバカ売れしているような内容が目立ってきましたが、そんなに投資が身近になってきたのでしょうか?私の感触では、確かにムードは盛り上がってきたけど、実際、この相場に十分に参戦している実感がある投資家はほんのわずかであり、踊る阿呆よりも見る阿呆のほうがまだ圧倒的に多いように思います。

 だいたい新聞報道で、具体的に「10,000人」とか「1,000億円」とか具体的な数字ではなく、前月に比べて、前年に比べて、「何倍」という表し方をする時は、具体的な数字ではインパクトがない時が多いように思います。

 1人が3人に増えても「なーんだ」ですが、「3倍になった」なら聞こえが違いますからね。

 私が申し上げたいのは、世間で言われるほど「投資に広がりはありません」と言いたいわけではありません。「見る阿呆」から「踊る阿呆」に変わるのはこれからが本番だと言うことです。
情報に踊らされず、自分で確信が持てるものが見つかったら、踊りに参加しましょう。
「出遅れてしまった」という焦りは冷静な判断を失わせます。少なくとも現在は、「どこまで上がるか分からないけど割安であることは間違いなし」と「買って忘れる」投資スタンスで臨めるほど、どれもこれも割安で放置されていた時とは異なります。

 「確かなものを選ぶ目」「割高を見切る目」が必要です。「これぞ」という確信がなく、何となく投資するとドキドキして不安になるような投資環境に入りました。「踊る阿呆」は「見る阿呆」と立場を変え、そして再び踊る機会を探るようなスタンスでよいのではないでしょうか。
踊りの輪はまだまだ盛り上がり、しばらくは宴が続くので、ずっと踊っていようと思ったら体が保ちません。