10月初旬に120円手前まで円安が進行した後、先週末は117円前半までの円高、この3日間で2円以上の円高となりました。
米国の住宅投資が大幅に鈍化し、加えて7−9月期の米実質国内総生産(GDP)が3年半ぶりの低水準である1.6%増に大幅に低下したのが背景です。世間ではまたぞろ、景気減速を懸念した政策金利の引き下げを噂する声も出始めました。結果、ニューヨーク株式は新高値更新、金利の指標になっている米10年国債利回りは4.66%まで低下しました。
私はこれまで、1ドル=117円という水準に注目していました。117円を超えて円安になると5円先の122円が見えてくる。117円を超えて円高になると5円先の112円が見えてくる。円高・円安の方向性が変わる転換点として注目していました。これは私の経験則なので、理屈があるわけではありません。
もし円高に振れる機会となれば、再び外貨資産を増やすチャンスだと考えています。117円、114円、112円。もし円高・ドル安の基調が見えたら、せっかく業績の上方修正連発で盛り上がった日本株も来年3月の決算数字に対する見方が慎重になるので、株高はいったん止まることもありえるでしょう。加えて気になるのは、商品市況のうち穀物相場が高くなってきました。金利低下によりヘッジファンドの資金が、原油などの資源に向かうと、これも企業業績の先行きを暗くする材料となります。
個人的には今回円高に振れるとしても一時的なもので、むしろ外貨投資を行うチャンスと考えていますが、久々に「円安、株高は続くのかな」と不安に思う局面を迎えています。来週から11月初旬にかけては、方向性を確認する重要な時期ではないでしょうか。
話しはまったく変わるのですが、昨日は私の妹「まえぽん」が初めてのバースデーライブを恵比寿で行いました。誕生日を嬉しがる年頃ではとうになくなっているのですが、知人・友人を中心に声をかけ、80名ほど集まって祝っていただけました。ありがとうございます。
「来年はアルバムを出す」「還暦までバースデーライブを続ける」など本人は喚いておりますが、歌が好きで好きでしようがない放蕩妹を応援したいと思います。どんな奴か、ご興味を持っていただけた奇特な方がいらっしゃいましたら、お手数ですがインターネットで「まえぽん」と打って検索してみてください。