昨日は、中央銀行の政策金利引き下げを期待して大幅に金利が低下した長期金利の水準は割高だという見方を申し上げましたが、為替水準はどうでしょうか?米ドルは111円58銭から116円、ユーロは149円23銭から157円、豪ドルは85円99銭から94円と大きく円安に戻ってきました。私は現在の水準あたりが妥当値だと考えています。米ドル117円、ユーロ157円、豪ドル93円がイメージです。したがって、この水準は「売ってもよし、買っても良し」。相場は行き過ぎがありますから、ここから更に円安が進むこともありますし、逆に円安になるピッチが速かったための調整が入ってもおかしくない水準です。今後しばらくは、この妥当水準を基点にした為替の上下が激しくなるのではないでしょうか。