本日、一応の決着がつくクライスラー問題。この先どれほどの影響が出てくるのか、得体の知れない豚インフルエンザ。楽観材料になるのか、悲観材料になるのか、米金融機関のストレステスト後の相場ムード。
株式市場も為替市場も、株高・円安基調崩れず底固い動きと形容して良いのか。それとも、楽観見通しに支えられてここまで来たが、やはり上値が重く、株高・円安に限界かと見るのか。
綱がピーンと張って、どちらに向かって動いても、「やっぱりそうだよな」と納得行く水準だと思います。しかし、不思議ですね。
連休明けに、今の水準よりも300円ほど日経平均株価が値下がりすれば、一気に「上値が重い。やはり相場は取り敢えずの天井だったか」と弱気にムードが流れ、逆に300円ほど値上がりすれば、「底固い。あの3月は100年に一度の底値だったかも知れない」と強気のムードに流れる。
それが日本だけではなく、どこの国でも起こっているようですから、大衆心理にながされて自分を見失うと、不安になって大きなストレスを抱え込みかねない状況が続きますね。
上がっても下がっても、「その時どうするか」を冷静に判断できる心理状態を保っていたいものです。