いよいよ為替の行方が相場の羅針盤になるか!!

いよいよドル独歩安の流れとなり、90円の攻防となってきました。90円割れは必至、本格的なドル安・円独歩高を期待する専門家もいます。個人的には、ドル安・円高の底をコツンと叩いた印象はなく、流れは依然ドル安・円高で推移すると思います。

以前もこのブログで紹介しましたが、私は為替相場の円高懸念はさほど心配していません。現在の水準は、妥当水準から割安水準にあると考えており、これ以上の円高が推移するようであれば、むしろ価値の高い円から外貨資産に替えるチャンスだと思っています。
したがって、為替相場が円高に振れることで、価値が不安定になり、売られて急落する対象があれば、新規の投資対象として興味があります。
 下げ相場の兆しが見えたら、目標の価格であらかじめ指値を入れておきたい衝動にきっと駆られると思いますが、その衝動は極力抑えて対処します。これだけの膠着した相場が長くなると、指値を入れたものが確かに割安な水準であったとしても、急落する場面では同じように売られてしまうものです。動きが出た後に、一呼吸置くぐらいの気持ちで投資のタイミングを探していきたいと私は思っています。
 日経平均株価が10400円の水準で、上は前回高値の10800程度、基本は10500円がらみ、そして下は10200円・・・・???
これが新規で投資する魅力ある対象でしょうか?
ドル為替・・。確かに金利はメチャ低く、為替リスクを取る意味があるのかと躊躇してしまう水準です。しかしさらなるドル安でどこまでのドル安水準までいってしまうことを恐れるのでしょうか?
90円台の現在為替が90円大台を割ってしまう・・・
90円の大台を割ったら、87円ぐらいまで円高・ドル安・・・
87円を割ったら、80円、70円、いやいや40円・・・??
逆にドル安の嵐がやんで、反動での円安・ドル高は今後期待できないのか?そのときはどこまでの円安・ドル高が期待できるのか?93円、94円、95円?
 もし87円になる円高進行と95円になる円安進行との可能性が同程度なら、現在のドル為替はドルを売って円を買うのがよいのでしょうか?それとも円を売ってドルを買うのがよいのでしょうか?
 目先のドル安進行に私も異論はないですが、短期的なあやを取りたい人ならともかく、ここであえて円資産を持つ重要性を感じませんし、現在の日本株式相場の膠着状態の上か下かのハイアンドローゲームに参加するなら、進むであろう円独歩高の機会を捉えて外貨資産を押さえることを優先した方が効率がよいと私は考えています。